SEEMO BOAT SERVICE

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ECUのトラブル

マーキュリーの200HP、2.5Lのトラブルです。

1000回転くらいまでしか吹け上がらず、アイドリングも細く、
ギアインでストンと止まってしまう症状。。。


ストール時の燃料圧力は、正常なので、まずは電気系から調べます。

点火系だと、プラグからチェックしますが、プラグもバチバチ。

あとは点火時期。こちらも正常。

とりあえず、テスト用の部品からいろいろ試します。


スイッチボックス。これはコイルからのスパークのタイミングを

ECUへ送る役割もしていますので、もっとも怪しいところ。



テスト部品を組み付けて、スロープテストしますが、変化なし・・・。

2個付いているので、もう一個、付け替えてみても、変化なし・・・。




2日目は、点火系のメイン部品のステーターコイル(左側)

右側はトリガーコイル。



ステーターコイルは低速側と高速側とに分かれているので、低速側がダメ?

でもスパークはしっかりしているし。うーん。


念のため、付け替えてテストラン。やはり変化なし。

3日目は、点火時期を変化させている、トリガーコイルを交換。

でも点火時期は正常だったので、変化なしかと思ったら。。。


変化なし。。Orz




いろいろ付け替えてますが、ひとつひとつの脱着が、結構手間がかかる部品ばかりで・・。

かなりくじけてきてますが、いろいろ考えて見た結果。



これかな?ECU。

点火のタイミングに合わせて燃料噴射を調整するユニット。

スパーク、点火時期、燃料圧力、正常となると、あとは燃料噴射系しか思い浮かばないですね。


部品の交換は比較的簡単ですが、テスト用のECU、なかなか手に入らないので、、、。



4日目のテストラン。ECUのテスト品が入手できたので。

4日目にして、ついに、ついに吹け上がりましたね〜!

アイドリングも太く、ギアイン後も安定感ありますし。

かるく5000RPM回って、しばらくテストランしてきましたが、調子もよく。



はい。元気に戻ってきました^^



こういう系のトラブル、ホント大変なんですよ。

今回は、毎回症状が出てくれていたので、テスト結果が短い時間で出ますけど。

最初からECUでテストしておけば?って話ですが、ほかの箇所も調べておかないと、

ECUを変えただけでは、ハッキリと結論付けできませんからね。。。


まあ、いろいろ点検したおかげで、ほかの箇所は正常だったことも証明できたので

これで、またしばらくは安心ですね。。。


オーナー様もそうですが、ぼくもホッとしています^^


あ、しばらくはこのテスト用のECUで様子見してもらいますけどね。。。






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